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特性がある子どもと受験をめざす――「できるかどうか」ではなく、「自分のやり方」で
自分のペースでの学習 ふと振り返ると、ある生徒さん(中学受験志望、小学5年生・ADHD傾向あり)のことが思い出されます。この子は、とても明るく好奇心旺盛。一方で、集中が長く続かない・計画を立てて進めるのが苦手・模試での波が大きくて落ち込む――という特性がありました。 最初に無料ヒアリングをしたとき、ご両親は「本格的な受験塾に通っていたけど、本人がつらそうで続かない。どうしてもあきらめてほしくない」とおっしゃっていました。その言葉には深い覚悟が感じられ、私自身「どう支えるか」を真剣に考えたことを覚えています。 授業では、まず彼の「得意な学び方」を見つけることから始めました。得意なテーマに絡めて、先取り学習と探究学習を組み合わせる。苦手な単元には、小さなステップで問題を分解して取り組む。「最初の1問だけは集中して解こう。それができたら褒めよう」。そうやって少しずつ自信を積み重ねていきました。 また、ご家庭との連携も密にしました。宿題の優先順位を保護者と共有し、無理なく進められる量に調整。休校や体調の波に合わせて、学習ペースを変化させる柔軟さが生
太蔵 灯村
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学校に行けない子どもたちへの支援
学校に行けない子どもたちの数は増え続けています。理由はさまざまで、いじめや不登校、発達障害、家庭環境の問題など多岐にわたります。こうした子どもたちが安心して学び、成長できる環境を整えることは社会全体の課題です。本記事では、学校に行けない子どもたちへの具体的な支援方法や取り組みを紹介し、支援の現状と課題を考えます。 学校に行けない子どもたちが利用する学習支援スペース 学校に行けない子どもたちの現状 日本では年間約10万人以上の子どもが長期間学校に通えない状態にあります。文部科学省の調査によると、不登校の子どもは年々増加傾向にあり、2022年度には約22万人に達しました。学校に行けない理由は多様で、以下のようなものが挙げられます。 いじめや人間関係のトラブル 発達障害や精神的な不調 家庭の経済的・心理的問題 学校の環境や教育方法への適応困難 これらの背景を理解しないまま「学校に行くべき」とだけ伝えても、子どもたちの心はますます閉ざされてしまいます。まずは子ども一人ひとりの状況を丁寧に把握し、適切な支援を行うことが必要です。 支援の種類と具体例...
太蔵 灯村
読了時間: 4分


オンラインで学ぶ中学受験の新しい方法
中学受験は多くの家庭にとって大きな挑戦です。伝統的な塾や家庭教師に通う方法が主流でしたが、近年はオンライン学習が急速に広がっています。オンラインでの学習は、時間や場所の制約を減らし、効率的に勉強できる新しい選択肢として注目されています。この記事では、オンラインで中学受験を学ぶ新しい方法について詳しく解説します。 オンラインで学ぶ オンライン学習が中学受験に適している理由 オンライン学習は、従来の学習方法と比べていくつかの大きな利点があります。 時間の柔軟性 通塾の時間が不要で、自宅で好きな時間に学習できます。朝早くや夜遅くでも、子どものペースに合わせて勉強が可能です。 場所を選ばない 地方や海外に住んでいても、質の高い授業を受けられます。交通費や移動時間の節約にもつながります。 多様な教材と学習スタイル 動画授業、オンラインテスト、インタラクティブな問題集など、さまざまな形式の教材が利用できます。子どもの理解度に合わせて使い分けられるのが魅力です。 個別指導の充実 オンライン個別指導では、講師と1対1でやり取りしな
太蔵 灯村
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特別支援に優しい中学受験対策
中学受験は多くの家庭にとって大きな挑戦です。特に特別支援が必要な子どもたちにとっては、一般的な受験対策だけでは十分とは言えません。子ども一人ひとりのペースや理解度に合わせた学習方法が求められます。この記事では、特別支援が必要な子どもたちが無理なく中学受験に臨めるよう、具体的な対策や工夫を紹介します。 特別支援に配慮した中学受験対策用教材の例 特別支援が必要な子どもたちの中学受験の現状 特別支援が必要な子どもたちは、学習障害や発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)など、さまざまな理由で一般的な学習環境に適応しにくいことがあります。中学受験の勉強は、短期間で多くの知識を詰め込む必要があり、これが大きなストレスになることも少なくありません。 多くの学校や塾では、特別支援を必要とする子どもたちに対する対応がまだ十分とは言えません。そこで、家庭や専門の支援者が連携して、子どもに合った学習環境を整えることが重要です。 子どもの特性を理解することが第一歩 中学受験対策を始める前に、まず子どもの特性を正しく理解しましょう。例えば、 集中力の持続時間 得意な教科
太蔵 灯村
読了時間: 5分
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